
この記事では、パソコンに触ったことのなかった小学2年生の長男に子供専用のパソコンを購入してから半年が経ち、どのように変化したのか、その経緯をレビューしていきます。
この記事の登場人物
30代後半の2児のママ。事務職。プログラミング歴半年。新しいことを学ぶのが大好き。
ゲームや動画が大好きな小学2年生。小学2年の4月にパソコンを買ってもらい、そこからプログラミングを始める。ロブロックスとマイクラが好き。
目次
子供用にパソコンを買って半年経った

半年前、長男が小学2年生になったばかりの4月、長男専用のパソコン(Macbook Air)を買ってあげました。
関連記事:小学生にMacのパソコンを買ってよかったこと4選!利用制限や小学2年生のプログラミング学習の様子とともにレビュー
最初は、パソコンになんてほとんど触ったことのなかった長男は、「A」のキーの場所すらわかりませんでした。
今では、パソコンを自分で立ち上げ、タイピングアプリで練習したり(もちろんローマ字入力で)、オンラインプログラミングスクール「デジタネ」でプログラミング学習をしたりしています。
パソコン以外の時間は、学校の宿題や通信教育(Z会)の勉強もしっかりできています。
長男のパソコンスキルの上達や、いい生活リズムを目の当たりにすると、専用のパソコンを買ってよかったな、と思っています。
しかし、パソコンを買って半年、決して順風満帆だったわけではありません。さまざまな苦労や衝突があって今の息子のパソコン生活があります。
「全然触ってくれない1ヶ月目」に始まり、「ゲームにハマりすぎて生活が崩壊しかけた4ヶ月目」、そして「家庭ルールを大幅に見直した5ヶ月目」……。そんな山あり谷ありだった半年間の経緯をまとめています。
この記事は、小学生のお子さんにパソコンを買ってあげようか迷っている親御さんたちに向けて書いています。パソコン購入した家庭の一事例として参考になれば幸いです。
子供用パソコンを買った理由

そもそも専用のパソコンを長男に買ってあげたのには、いくつか理由があります。
ゲーム機やスマホに触れさせてハマるのが嫌だった
ゲーム機やスマホに触れさせるのを遅らせたかったことが、パソコンを購入した最大の理由です。息子の周りの友達は、すでにニンテンドースイッチを持っていたり、親のスマホでYouTubeやゲームアプリを使いこなしていたりしました。
もちろん、ゲームや動画がすべて悪だとは思いません。ですが、一度「受動的に楽しむだけのコンテンツ」の味を知ってしまうと、そこから抜け出すのは難しいのではないか、という心配がありました。
どうせ何かにハマるのであれば、「消費する側」ではなく「作る側」になってほしい。
こんな思いが私にも主人にもあり、ゲーム機やスマホよりも先に、生産的な「パソコン」を買い与えるのがベストだという結論に至りました。
将来に役立つと思った
将来、パソコンができるようになることで、職業や趣味の選択肢が広がると考えたことも息子用のパソコンを購入した理由の一つです。タイピングスキルは様々な職業で役に立ちますし、プログラミングスキルがあれば、職業選択の幅が広がると考えました。
パソコン買うなら早いほどいい
「息子が高学年になってからでいいのではないか・・・?」という考え方もありましたが、「英語教育と一緒で早い方がいいよね」と私と主人の意見が一致したこともあり、早期にパソコンを買うことを決めました。
親と共用のパソコンはあまり良くないと思った
「まずは親のパソコンで練習させてみては?」とも考えました。しかし、親とパソコンを共有することに、以下のデメリットがあると感じました。
- 親が仕事で使いたいときに、子供が使っていて使えない。
- 親のパソコンやデータを子供が壊してしまうかも。
- 子供向けのセキュリティ制限がかけづらい。
- 子供の「やる気」や「大切に使う」という意識が育ちにくい。
初期費用はかかりますが、「いずれ買うなら、早いうちがいい!」という気持ちもあり、子供専用のパソコンを用意することにしました。
↓パソコンを買った当時の記事
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現在の長男の1日
試行錯誤の末、現在の長男のパソコンライフは、以下のようなルーティンで落ち着いています。
平日は、学校の宿題とZ会の課題がやるべきことだよ。
【平日のタイムスケジュール】
- 17:00 学童から帰宅・宿題
- 17:30 夕食・お風呂
- 18:00 パソコンタイム1回目(30分)
- 19:00 Z会の学習
- 19:30 パソコンタイム2回目(30分)
- 21:00 就寝
現在は、長男がパソコンを使っていい時間が「1日合計60分、30分ごとに休憩」のルールになっています。
「宿題・お風呂・夕食」が終わってから1回目のパソコンタイム、Z会の学習が終わってから2回目のパソコンタイム、という流れです。
パソコンをやる時間以外には、ゲームをしたりスマホを見たりする時間はありません。
長男のパソコン半年間の経緯

1ヶ月目:あまり触ってくれない
パソコンでYouTube観ていい?
パソコンでは見せません!
パソコンを買って1ヵ月目。
最初はこれで息子もバリバリのパソコンライフ!と思っていました。しかし息子はパソコンにあまり興味なく、「タイピングやってみたら?」と声をかけても、1回試してみて終わり、といった感じでした。
「ママ、パソコンでYouTube見ていい?」と聞いてくることもありましたが、YouTubeだけは家のテレビで見るようにして、自分のパソコンでは決して見せないようにしました。
2ヶ月目:プログラミングを始める
パソコンを買って1ヶ月経つ頃から、長男がプログラミングを始めました。最初はScratchを私が長男に教える形でスタートしました。
もともと「プログラミングは自習でできる」と思っていた私ですが、いざやってみると、子供の自主的なプログラミング学習はモチベーションを維持するのが難いと感じました。
プログラミングスクールに入ることに決めました。数あるスクールの中で、選んだのはオンラインプログラミングスクール「デジタネ」。利用料金が安いこと、オンラインで気軽に始められることが決め手でした。
デジタネでは楽しくプログラミングができるとともに、作ったゲームですぐに遊べるので、子供が進んでパソコンを触るきっかけになりました。
3ヶ月目:デジタネでロブロックスにハマって毎日触る
「デジタネ」に入って、プログラミングのミッションを進めていると、だんだんとRobloxというコンテンツにハマっていきました。
Roblox(ロブロックス)は世界で有名なオンラインゲームですが、「デジタネ」ではRoblox向けのプログラミングが簡単にできる教材が用意されています。息子はデジタネで毎日Robloxの教材に取り組んでいました。
デジタネに毎日ログインするようになり、デジタネ内のタイピングの練習を自主的にやるようになっていったのもこの頃からです。
パソコンを初めて買った当初は、長男はローマ字入力もわからない状態で、タイピング練習にもあまりやる気はなさそうでした。しかし、毎日好きなデジタネのついでにちょっとずつタイピング練習をするようになっていきました。
タイピング練習を繰り返せば、当然タイピングは日に日に上達していきます。それに伴って、本人のモチベーションも上がっていったように感じました。
息子の3ヶ月目の様子はこちら↓
4ヶ月目:ゲームにハマって生活に支障が出た
宿題やった?
あ〜、うん。(適当にやる)
順調にパソコンライフを送っていたように見えましたが、パソコンを購入して4ヶ月目で雲行きがおかしくなっていきます。結論を言うと、4ヶ月目にして、パソコンが原因で生活に支障が出るようになってしまいました。
「宿題をしてからパソコンゲームをする」と言う約束は守ってはいるものの、ミスが多かったり、雑に書いたりなど、明らかに宿題に集中できてないことが感じ取れました。パソコンがやりたくて、次の日の学校の準備などもないがしろにする回数も増えてきました。
もちろんパソコンを買った当初からパソコンをする時間や制限のルールも決めていました。しかし、「パソコンのルール」は守っていても、生活に支障が出ているという、あまりよくない状況でした。
もともと「1日90分」というルールを決めていたのですが、小学校低学年にはちょっと長すぎたように感じました。
5ヶ月目:ルール完全に見直し

5ヶ月目、パソコン使用についてのルールを完全に見直すことになります。
ある日、息子がパソコンに夢中になるあまり、習い事に行く時間なのにその準備が全くできてない。そんなことがありました。
この時、送迎係だったパパは烈火の如く怒りました。息子も流石にまずいと思ったのか、今までの自分の問題点を反省したように見えました。
その後、パパと息子は1日がかりでパソコンルールを改めて決め直し。
長男専用のパソコンを購入した理由や、パソコン以外の時間にやるべきこと、をパパと息子で話し合い、新しいルールを作り直しました。その結果、1日のパソコンをやっていい時間を短くしました。また、パソコンをする前にやるべきことを明確に「見える化」しました。
息子にパソコンを与えるきっかけを作った私としては、パパがルールを見直してくれたこと、そのきっかけが起こったことに少しホっとした気持ちでした。同時に、最初から厳しめのルールを設定しておけばよかったと思いました。
パソコンを使う時間を増やして欲しい、自由に使って欲しい。そんな気持ちから最初のルールを少しゆるく設定していたこともありました。また、息子がプログラミングにハマってくれて嬉しかったことも、ルールの見直しが遅れた理由になっていた気がします。
6ヶ月目 :1日60分程度。いい距離感で約束も守れている
ルールを再設定して1ヶ月。子供用のパソコンを買って約6ヶ月が経ちました。
新しいルールでは、週1で必ずデジタネのプログラミングをすることなどルールは厳しく細かく設定しました。最初は少し反発等もありましたが、パパと息子がよく話してくれたことや、ルールを見直した後でもちゃんと自由な時間を設定できていることもあり、今では良い距離感で過ごしていると思います。
息子の現在のPCルール
- 1日トータル60分まで
- 学校の宿題を終わらしておく
- パソコンの前にZ会のドリルを2ページやる
- その他、決められたお手伝いを毎日するなど
- 1週間に1つは「デジタネ」のミッションを終わらせる
パソコン購入してよかったこと

パソコンの操作ができるようになった
パソコンを買って、タイピングに加えて、ファイルの保存や、インターネット検索など、パソコンを使うスキルが身に付いたのはとても良かったと思います。
特にタイピングの上達は目の見張るものがあり、小学2年生で「寿司打」の普通コースをクリアできるようになりました。パソコンを買う前は、ローマ字入力すら全然できなかったことを考えると凄まじい成長だと感じています。
これらのスキルは将来的に必ず必要になるスキルですので、早めに習得できておくにこしたことはありません。低学年のうちに、基本的なパソコン操作ができるようになるのはとても有益なことだと思います。
プログラミング思考の基礎ができてきた
「デジタネ」でプログラミングを遊びながら学ぶことで、プログラミング的考え方の基礎ができてきました。
プログラミングのミッションを通して、ブロックの見た目を変えることや、ブロックにゲームオーバーの仕掛けを作ることなど、「コンピュータに命令する」感覚がわかってきたように感じます。
子供用プログラミング言語なので、いわゆるコーディングができているわけではありませんが、プログラミングの「考え方」を学べていると思います。
約束を守る習慣ができた
我が家の長男は、一時期はパソコンが生活に支障をきたすほどでしたが、それを乗り越えたおかげで、「約束を守る」ことの大事さをわかってくれた気がします。
「宿題を終わらせれば、パソコンができる」
「約束を守れば、明日もまた使うことができる」
厳しいルールは、子供を押さえつけてしまわないかと不安なこともありましたが、現在のルールは、欲求をコントロールし、やるべきことを先に片付ける、という自己管理能力のトレーニングになっています。
これは、パソコン学習に限らず、今後の人生においても非常に重要なスキルだと考えています。
スマホを渡すのを遅らせそう
「パソコン」という自分のツールが手元にあるため、長男は「スマホを欲しい」、「スマホでゲームをしたい」と言ったことがありません。
これらは地味に、しかし確実に「よかった」と思える点です。
電車での移動中や外食先での待ち時間も、以前は「スマホ見せて」とよく言われましたが、今では家でRobloxをしているからか、言ってくることがなくなりました。
受動的なコンテンツ消費のかたまりである「スマホ」渡す時期を、できるだけ先延ばしにできているのは間違いなくパソコンのおかげです。
パソコンを買う前に注意するべきこと

ルールをしっかり決めておく
パソコンも、スマホやゲーム機と同様、子供に渡す前にはしっかりとルールを決めておく必要があります。
- 使用時間
- 使用する場所
- 使っていい条件(宿題をやったあとなど)
もちろん我が家もルールはしっかり決めたつもりでしたが、後ほど「もっと厳しくしておけばよかった・・・」と後悔しました。
ルールを「厳しいものからゆるくする」ことは簡単にできますが、「ゆるいルールを厳しく」することは、非常にエネルギーを費やします。
最初は「少し厳し目かも・・・?」くらいのルールを作っておくことをおすすめします。
使用制限をしっかりかけておく
お子さんのパソコンそのものにもしっかりと使用制限をかけておくことをおすすめします。
我が家は、「1日60分使用すると、パソコンが使えなくなる」ように制限をかけてあります。
機能制限の良いところは、「機械が勝手に制限をしてくれる」ことです。
もし、機能制限をしていなければ、親がわざわざ「パソコン終わりの時間だよ」と言わないといけないなど、親子ともども互いにストレスです。
時間が過ぎたら機械的に使用を止めてくれる、機能制限をつけることはおすすめです。
macOSだと、お子さんのパソコンに簡単に機能制限をかけられるのでMacBookはおすすめのパソコンです。
↓MacBookの使用制限についてまとめた記事はこちら
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YouTube専用機にならないように注意
パソコンの用途として、「Youtubeを見る」ことを許可するのは慎重にしましょう。Youtubeは「受動的なコンテンツ」の最たる例であり、パソコンに期待する「生産的な活動」とは反対の方向に働いてしまいます。
YouTubeは別の端末(親のスマホなど)で見せるようにし、子供用のパソコンでYouTubeを見せることはおすすめしません。
まとめ
小学2年生にパソコンを買い与えて半年。
多くの試練がありましたが、それらを差し引いても、現状「小学生の低学年からパソコンを買ってあげたことは正解だった」と思っています。
この半年で長男は大きく成長しました。
もし、お子さんのパソコン購入で迷っている方がいらっしゃったら、私は「ぜひ早いうちに」と背中を押したいと思います。
これからも、引き続き、息子のパソコンとの付き合い方の成長を見守っていきたいと思います。