
Roblox(ロブロックス)って知ってますか?
ロブロックスは世界中で愛されているオンラインゲームのプラットフォームです。
その自由な世界は、小学生の間でも徐々に人気が高まっています。

私も小学生の息子がハマったのをきっかけに、毎日のようにプレイしています!
一方で、小学生がプレイするにあたり、注意する点もいくつかあります。
この記事では、ロブロックスの概要と、小学生がプレイする際に注意することや安全に扱う方法などを、筆者の実体験をもとに詳しく解説しています。
小学生のお子さんとロブロックスをこれからやっていきたいと考えている親御さんはぜひ最後までご覧ください。
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目次
Roblox(ロブロックス)とは?世界的人気のオンラインゲーム

ロブロックスの概要
Roblox(ロブロックス)は、世界中のユーザーが作ったゲームで遊んだり、自分でゲームを作ったりできるオンラインプラットフォームです。
ロブロックスは、単なる「ゲームアプリ」とは違い、遊ぶだけでなく「作る」こともできます。
そのため、ロブロックスは、子どもの創造力やプログラミング的思考を育む場としても注目されています。

日本でも徐々に知名度が上がり、小学生や中高生を中心に利用者が増えています。
世界中で人気の理由5点
ロブロックスが人気を集めている理由は、以下の5つが挙げられます。
- ゲーム数が膨大でジャンルが豊富
- 誰でも簡単にアカウントが作れる
- 世界中のユーザーと交流ができる
- 自分だけのアバターを作成できる。
- 自作のゲームを公開できる。

北米では、学校の課題でロブロックスを使う例があるようです!
「遊ぶ」と「作る」の両方ができる
Robloxの魅力は「遊ぶ側」と「作る側」の両方を体験できる点にあります。
遊びたいときは、他のユーザーが作ったゲームを検索して参加するだけ。
作りたいときは、「Roblox Studio」で、自分だけのゲームを完成させられます。
制作には「Lua(ルア)」というプログラミング言語が使われますが、初心者でもテンプレートやビジュアル編集機能を活用すれば十分楽しめます。
小学生にRoblox(ロブロックス)が人気な3つの理由

無料で始められる手軽さ
Robloxのアカウント登録と基本プレイは無料です。
課金アイテム「Robux(ロバックス)」もありますが、課金が必須ではなく、無料でも十分に遊べるゲームが多数存在します。
初期費用ゼロで始められるため、保護者にとっても導入しやすい点も魅力です。
友達と一緒に遊べるコミュニティ性
ロブロックスでは、友達同士で同じゲームに参加したり、チャットで交流ができます。
友達や家族ともオンライン上でつながれるため、放課後や休日の遊び場として利用している方も多いようです。

大人数でも同じ場で、一緒に遊べる楽しさがあります!
自分の好きな世界を作れるゲーム制作機能
「Roblox Studio」を使えば、自分のアイデアや世界観をゲームとして世界中に発信できます。
「こんなステージがあったら面白い」「キャラクターをこう動かしたい」という思いを実際のゲームとして形にできるので、子供の創作意欲や問題解決能力を養うことができます。
公開したゲームはユーザーから評価されたり、自作のゲーム内で課金アイテムを貰えたりすることもあります。
ロブロックスでプログラミングの基礎やデザイン感覚を自然に学べるのも魅力です。
有名な配信者もプレイしている
ロブロックスは小学生に人気な有名な配信者も多くプレイしているゲームで、配信を見てプレイを始める小学生も多くいるようです。
↓HIKAKINさんのロブロックス実況動画
Roblox(ロブロックス)を小学生が遊ぶ際のリスク

知らない人と交流がある
ロブロックスでは、世界中のプレイヤーとチャットで会話ができます。当然、知らない人とのやり取りがあり、危険が伴います。中には悪意を持つユーザーや、個人情報を聞き出そうとする人もいます。
特に子どもはうっかり本名や住所、通っている学校名などを教えてしまう可能性があります。
保護者はチャット機能を制限するか、使用する際のルールを明確に決めておくことが大切です。
不適切コンテンツや詐欺の可能性
ロブロックスのゲームはユーザーが作るため、中には暴力的な表現や不適切な内容を含むものが存在します。
また「無料でRobuxがもらえる」などと誘い、外部サイトに誘導して個人情報を盗む詐欺も確認されています。
安全なゲームを選ぶためには、公式が認証している人気ゲームを中心に遊ぶ、外部リンクを絶対にクリックしないといった対策が有効です。
ゲーム内の通貨Robux(ロバックス)と課金トラブル
ロブロックス内通貨のRobux(ロバックス)は、アバターの服やアイテム、ゲーム内特典の購入に使えます。しかし小学生が自由に使える状態だと、無計画に課金して高額請求になる危険があります。
特にスマホやタブレットでは、ワンタップで購入できてしまうため注意が必要です。
必ず保護者の承認を経て購入するルールをご家庭で決めてから、始めるようにしましょう。
小学生用ロブロックスアカウント作成までの手順(保護者向け)

Roblox(ロブロックス)が使える端末を用意しよう
ロブロックスのゲームは、あらゆる端末で操作ができます。
一方、ゲーム制作をするためのRoblox StudioはPC専用のソフトになります。

ゲーム制作をやりたい場合はパソコンを用意してください!
アカウント作成から初回ログインまでの手順
小学生が新たにロブロックスを始める上で、アカウント作成から順を追って解説します。
アカウントを作成する

ロブロックスを小学生用にアカウントを作成するには、PCを開きRoblox公式サイトもしくはRobloxアプリから無料アカウントを新規登録します。お子さん用のユーザーネーム、誕生日、パスワードを設定します。
利用規約に同意すれば登録完了です。 13歳未満の場合は自動的に年齢制限が適用されます。

保護者アカウントと紐づける
お子さんのアカウントを作成したら、次に保護者コントロールをするため、保護者ロブロックスアカウントの設定をします。
保護者のロブロックスアカウントがない場合、紐づける保護者アカウントも引き続き作成します。
保護者コントロールから、「アカウントを作成」を選択してください。

保護者コントロールをするためメールアドレスを設定します。

メールアドレスを登録した後は、保護者認証で年齢確認をします。「クレジットカードで認証」や「本人確認書類で認証」、どちらでも好きなものを選択してください。


クレジットカードを入力しても、その先で購入をうながされることはありません。
保護者コントロールの設定
右上の設定から、保護者コントロールを完了させます。
Roblox Studioにログイン
ゲーム制作をしたいお子さんは、パソコンでRoblox Studioを公式サイトからダウンロードして、ログインをしましょう。
Roblox Studioはお子さんのアカウントでログインして問題ありません。
Roblox(ロブロックス)を安全に楽しむための保護者設定

ペアレンタルコントロールの設定方法
Robloxには、年齢に応じた表示制限やチャット制御を行える「保護者コントロール」が備わっています。
保護者アカウントから子どもアカウントを登録すると、アクセスできるゲームの範囲やコミュニケーション機能を制限できます。
お子さんのアカウント作成の際に「13歳未満」になるように設定することで、自動的にフィルタリングが強化されます。まずはこの設定を有効にしておくことが無難でしょう。
チャット機能の制限方法
保護者コントロールを完了させた上で、Robloxの「設定」を開きます。

「保護者コントロール」を開きます。

下にスクロールして、「通信機能」を開きます。

「バーチャル空間チャット」を開きます。

「バーチャル空間チャット」と「ダイレクトチャット」をそれぞれ「なし」に設定します。これにより、お子さんがメニューフレンド(つながり)申請を「許可しない」に変更することが可能です。
これにより、知らない人からのチャットを防ぐことができます。
なお、13歳未満のアカウントでは「ボイスチャット」がデフォルトで不可になっています。

友達同士で遊ぶ場合にチャットが必要になってくるというお子さんの要望もあると思うので、慣れてきたら親子で相談して解除しましょう。
つながり(フレンド)を管理する
ロブロックスでは、「つながり」というフレンド機能があります。保護者コントロールでは、保護者がお子さんのアカウントのつながりリストを管理することができます。定期的にフレンド(つながり)リストを見直すことが安全に使う方法になります。
Robloxの「設定」を開きます。

「保護者コントロール」を開きます。
「つながり」の横の「管理」を選びます。

「つながり」リストを管理することができます。「つながり」ユーザーのプロフィールを確認したり、ブロックしたりすることができます。
ゲーム内購入制限で課金を防ぐ方法
保護者設定を使えば、ゲーム内通貨であるRobux(ロバックス)の購入額の限度額を決めることができます。これにより、子どもが無断で大量に課金することを防げます。課金限度額を0円にすることで、完全に課金を不可にすることもできます。
Robloxの「設定」を開きます。

「保護者コントロール」を開きます。

「課金制限」を開きます。
「1ヶ月の課金限度額」を設定できます。
もし、課金アイテムをお子さんに使わせる場合は、定額のRobuxギフトカードを使う方法も有効です。Robuxギフトカードを使えば、あらかじめ予算を決められ、使いすぎの心配がありません。

お子さんが使う端末やアカウントにクレジットカード情報を入れないことも大事です!
コンテンツ制限など
保護者コントロールでは、お子さんがプレイすることができるゲームを制限する「コンテンツ制限」もあります。
「コンテンツ成熟度」を「極少」にしておくことで、暴力的な表現のゲームを最小限にすることができます。

子供と約束するべきRoblox(ロブロックス)で守ること

個人情報を教えない
ロブロックスに限らず、オンラインゲームでは、名前、住所、電話番号、学校名などの個人情報は絶対に教えないことが鉄則です。
チャットを制限するなど、物理的に制限しておくことに加え、日頃から親子でインターネットの使用ルールを確認し、習慣化しておくことが大切です。
低学年のうちは、保護者の目の届く時のみプレイする、など基本的な対策も押さえておきましょう。
トラブルにあったらすぐ親に言う
嫌がらせや不快な言動をロブロックスで受けた場合、すぐ親に言うように約束しましょう。
ロブロックスは特定のユーザーをブロックする機能もあり、すぐに対処すればお子さんを傷つけずにゲームに戻ることができます。親が対処をしっかりして、お子さんにアドバイスをしていきましょう。
悪いのは嫌がらせをしてくるユーザーであり、気にしすぎず、通報機能などを使って対応するなど、お子さんのネットリテラシーをあげていきましょう。
やっていいゲーム・やっていけないゲームを決める
ロブロックスには、膨大なゲームの数とジャンルが存在します。多くの種類のゲームを誰でもプレイできるがゆえに、お子さんが、子供に不適切なゲームをプレイしてしまう可能性もあります。
お子さんと事前に「やっていいゲーム」「やっていけないゲーム」を決めておきましょう。
低学年のうちは「やっていいゲーム」選びは、保護者が一緒にやるようにすると良いでしょう。安全に遊ぶためには、評価やプレイ人数が多く、公式から認証を受けたゲームを選ぶのが基本です。
一方、小学生が避けるべき「やっていけないゲーム」は以下の通りです。
事前に「やっていけないゲーム」の基準をお子さんに伝えておくことで、お子さんも納得しながらプレイすることができます。健全なゲームとよくないゲームの違いもわかりやすくなり、リテラシー向上にもつながります。
Roblox(ロブロックス)を学びに活かすには

デザインや英語学習のきっかけになる
ロブロックスでは、キャラクターデザインやマップ作りなど、見た目を工夫する作業が多く、デザインセンスが磨かれる機会が多くなります。特に、Roblox Studioでオリジナルのゲームを作る際には、ブロックの配置やブロックの色・素材を気にしたりして創造力や構成力が養われてゆくでしょう。
また、Roblox(ロブロックス)は、ゲームの説明や、メニューの多くが英語で表記されています。ゲームを遊びながら自然と英単語や英語の表現に触れられます。

英語に自然に触れられるのは、他のゲームにはないメリットです!
ゲーム制作を通じたプログラミング学習
Roblox Studioでは、オリジナルのゲームを作ることができます。自分で作ったゲームの中では、ブロックを配置して以下のような仕掛けを作ることができます。
- キャラクターが触れたらゲームオーバーになるブロック
- キャラクターのジャンプ力をアップさせる床
- 一定時間ごとに姿を消す床
このようなゲームを面白くする動きを設定するために、Roblox Studioでは、「Lua(ルア)」というプログラミング言語を使います。
Roblox Studioでは、ゲーム作りの構成を、テンプレートやブロック形式の編集で簡単に始められ、慣れてくると自分でスクリプト(プログラミングコード)を書いてゲームに機能を追加できます。

ゲーム制作を通じて自然と「順序立てて考える」「試行錯誤する」力が身につき、プログラミング的思考の土台づくりにもつながります。
ロブロックスを題材に、よりわかりやすくしたプログラミングのスクールもあります。ロブロックスが好きなお子さんで、プログラミングに興味がある方は、検討の余地ありです。
↓ロブロックスのプログラミングの学び方をまとめた参考記事
まとめ
ロブロックスは、多くの人と交流したり、好きなゲームを作ったりできる、自由で素晴らしいオンラインの世界です。お子さんが安全に、楽しくプレイするためには、親のサポートは必須です。
ぜひ、親子で楽しいロブロックスの世界に入り浸ってください!