幼児教育

幼児通信教育おすすめ9社を徹底解説!目的別に比較。

  • 通信教育を使って、小学校にあがる前に学習の習慣をつけたい・・・
  • 通信教育ってたくさんあるけど、どんな特徴があるかわからない・・・
  • 我が子にあっている教材ってなに・・・?

と思いながら日々幼児を育てている親御さんは多いはずです。

筆者
筆者

今回は、2児の父親で、我が子と一緒に様々な幼児通信教育教材を試し、現在も通信教材を絶賛使用中の筆者が、9社の通信教材を徹底的に良いところや弱点を解説します。お子さんにとってよい教材が見つかると幸いです。

幼児期の教育が重要な理由

幼児 時計の学習

小さい頃に受けた教育が、のちの人格形成や学習効率に影響があることがわかっています。2000年にノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学のヘックマン教授は、「子どもは幼児期に質の高い教育を受けることで人生の質が向上するとともに、家族の幸福度も上がる」と分析を行いました。幼児期にどのように過ごすかは、お子さんの未来を作るのに非常に重要な要素になっています。

通信教育のメリット

幼児教育の中で、「通信教育」を選択するメリットを解説していきます。

家庭学習の習慣ができる

子ども 学習

通信教育の一番のメリットは「家庭で勉強する習慣ができる」ことです。どんなに学校や学習塾で勉強してきたとしても、家庭で勉強する習慣がない子は学力が伸びにくいと言われています。通信教育を続けていく中で、自然と家庭で勉強する習慣ができていきます。

親子のコミュニケーションになる

親子で学習

日々、仕事や家事で忙しい中、親子で関わる時間は自然と少なくなっていきます。通信教育では、教材を通して、親子が話したり関わり合ったりする機会が増えます。「できたね」「がんばったね」という声かけが自然と生まれ、お子さんが両親を信頼することにも繋がります。

また、保護者がお子さんの到達度を把握しやすく、お子さんの教育方針をたてやすくなります。

入学前の準備になる

小学校で学習する内容は年々難しくなり、習得すべき内容量が増えてきています。そのため、一度学習でわからなくなったりしてつまずくと、リカバリーするのがかなり大変と言われています。最悪の場合、つまずいてわからないことで勉強嫌いになってしまう可能性があります。

通信教育の中には、小学校の先取りをメインにした教材もあります。それにより、小学校で行う学習を事前に学習をしておくことで、小学校に入ってからの「わからない」を防ぎ、自信をもって小学校の学習に取り組むことができるのです。

小学校受験を考えている人はもちろん、小学校は公立で、中学校から受験を考えているお子さんも幼児期の準備は重要です。

通信教育はコスパが良い

通信教育は、塾に通って行う幼児教育と比べて、月額料金は平均1000〜4000円程度。(後述しますが、初期費用が高いものもあります)経済的な負担も考える子育て世帯にとっては、有力な選択肢となります。

送迎の手間や交通費がかからないことや、使い方を工夫すればきょうだいで教材を共有できることも、経済的な面で有力ないい選択肢と言えるでしょう。

幼児通信教育の始め方・進め方

お子さんの学習習慣をつけるのが最優先

幼児 読書

幼児の通信教育をはじめるにあたっては子どもが「楽しくできるもの」から始めることが重要です。幼児通信教育の初期の目標は、「家庭で学習する習慣をつける」ことだからです。

家で勉強すること」が当たり前の生活になると、その後の教育計画が非常に立てやすくなります。学習習慣がついたお子さんは、その後レベルの高い教材にステップアップしたとしても自然に抵抗感なく取り組める可能性は高いです。

しかしながら、学習習慣がついていないお子さんは、難しい教材にステップアップすると失敗してしまうことが多いです。勉強が習慣になっていないので、勉強が「親にやらされるものになりがち」だからです。思うように勉強しないお子さんに保護者が苛立ち、親子の関係が悪くなってしまったりする話もよく聞く話です。

保護者が関われるなら「幼児ポピー」or「こどもちゃれんじ」から始めるのをおすすめ。

筆者
筆者

学習習慣をつけるため、通信教育の初期はとても重要です!

紹介をする前に言ってしまいますが、筆者は、幼児通信教育のスタートについては、「幼児ポピー」もしくは「こどもちゃれんじ」を推しています。理由は、先述した通り、幼児通信教育初期においていちばん重要なことは、「家庭での学習習慣をつける」ことだと思っているからです。そして、「こどもちゃれんじ」や「幼児ポピー」は楽しく学習できることについては、間違いなく最強の通信教育教材だと思っています。

ただ、ゼロからお子さんに学習習慣をつけるまでには、保護者がこどものために関わる時間をある程度用意する必要があるでしょう。「幼児ポピー」も「こどもちゃれんじ」も、楽しいとはいえ、家庭学習を始めたばかりのお子さんが一人で進められるものでもありませんからね。

学習習慣をつけるためのおすすめ教材

こどもちゃれんじ・・・しまじろうといっしょに楽しく学習できる。難易度も低め。デジタルコンテンツも適度にある→ 詳細へジャンプ

幼児ポピー・・・かわいいイラストの教材で楽しく学習。利用料が安い。→詳細へジャンプ

タブレット教材のほうが向いているご家庭

幼児 タブレット学習

「家事が忙しくて子どもとの時間をとれない」「子どもが紙や鉛筆にまったく興味がない」「習い事があるので、家でゆっくり学習は難しい」

そのようなお子さんにには、紙の教材だけでなく、タブレット教材を検討しましょう。たとえば「スマイルゼミ」や「天神」、「RISUきっず」は、タブレット学習に特化した教材になります。

タブレット教材のメリット

  • 学習の場所を選ばない
  • 子どもが食いつきやすい
  • 子どもが自分一人で進めやすい(親が離れやすい)

 お子さんの学習に対する興味に合わせて、タブレット教材をメインにした学習方法を取り入れてみてはいかがでしょうか?タブレット教材が、お子さんの「学ぶ楽しさ」を引き出すきっかけになるかもしれません。

タブレット教材が向いているお子さん

  • 習い事やお出かけ先で、空き時間がある。
  • 紙や鉛筆の学習は好きではないが、タブレットには興味がある。
  • 保護者が一緒に学習できる時間が少ない
筆者
筆者

紙よりもタブレット学習が明確に向いているお子さんはタブレット学習を試してみよう

タブレット学習に特化した教材

スマイルゼミ・・・先取りもできるタブレット教材。価格が平均的な相場。→詳細へジャンプ

天神・・・高額だが0歳〜6歳の高難易度まですべて網羅したタブレット通信教材。中学受験対策も可→詳細へジャンプ

RISUきっず・・・算数に特化したタブレット教材。小学校への学習につながる。算数を極められる。→詳細へジャンプ

高度な目的に合わせて教材を選ぶ

 「小学校受験・中学校受験をさせたい」「科学的思考を養いたい」のように、明確な学習目的が保護者にある方は、高度な教材を試してみましょう。

高度な目的に特化した教材

Z会・・・「あと伸び力」の育成。思考力・体験型学習教材。受験対策にもなる→詳細へジャンプ

モコモコゼミ・・・SAPIXと提携した高レベルドリル教材→詳細へジャンプ

ワンダーボックス・・・科学力・探究心の育成。独創性のあるわくわく教材→詳細へジャンプ

幼児通信教育おすすめ9社解説

こどもちゃれんじ

こどもちゃれんじ公式

こどもちゃれんじの特徴

・「しまじろう」たちと楽しく学習できる

・魅力的な「エデュトイ」で遊びながら思考力が伸びる。

・デジタルのコンテンツがある。

・多数の追加コンテンツあり。

こどもちゃれんじは言わずとしれた通信教材です。通信教材を検討するなら一番に思いつくでしょう。

こどもちゃれんじの表紙
筆者
筆者

我が家の長男(現在小学生)も通信教育のスタートは「こどもちゃれんじ(年少)」からでした。

受講料について

こどもちゃれんじは、受講料がコースによって異なります。

コース毎月払い年払い
(月額あたり)
baby(0〜1歳)2,310円1,990円〜
ぷち(1〜2歳)2,990円2,460円〜
ぽけっと(2〜3歳)2,440円2,990円
ほっぷデジタル(年少)
※デジタル教材のみ
2,390円1,980円
ほっぷハイブリッド(年少)
※ワーク+エデュトイ+デジタル教材
3,290円2,730円
すてっぷデジタル(年中)2,390円1,980円
すてっぷハイブリッド(年中)
※ワーク+エデュトイ+デジタル教材
3,290円2,730円
じゃんぷ(年長)3,290円2,730円
じゃんぷタッチ(年長)
※専用タブレット学習付き
3,990円3,230円
筆者
筆者

追加オプションなしなら、だいたい月額3000円前後をみておけばいいかな。

魅力あふれるエデュトイ

ちゃれんじの一番の特徴である「エデュトイ」。オリジナルの知育おもちゃが付いてきて、子どもたちの成長を手助けします。

毎月新たなおもちゃが届くので、子どもたちも楽しみにしますし、「受講したけど子どもが興味をもたない・・・」なんてことも少なくなります。

エデュトイ 動物バランスパズル

年少エデュトイ「どうぶつバランスパズル」

かわいいキャラクター

しまじろうとその仲間たちがかわいくて、親しみを持ちやすく、小さい子の興味をひくにはぴったりです。しまじろうは、幼児目線になって話してくれるので、「しまじろうといっしょに生活している」気持ちになるお子さんも多いです。

こどもちゃれんじ ワーク

しまじろうと楽しく学習できる

2月に1回、しまじろうがでてくるDVDがついていてお話を見ながら学習ができます。お話調になっていて飽きずに勉強できたり、アニメを見ながら学習につながっていくのもよいところです。

筆者
筆者

長男が年少でちゃれんじをはじめたとき、家でYoutubeを見る時間を、ちゃれんじのDVDに置き換えることができました。

年長コースはタブレットを用いた学習ができる

「こどもちゃれんじ」の幼児コースには、デジタルコンテンツを使ったコンテンツも用意されています。

「じゃんぷタッチ(年長)」コースからは、専用タブレットを使って、読み書きや計算の学習を楽しく行うことができます。文字・数・好奇心はもちろん、ゲーム感覚でプログラミングができるコンテンツもあります。

年長コースのオプション年払い
(月額あたり税込)
年長コース(タブレットなし)2,730円
年長コース(タブレットあり)3,230円

※現在、期間限定で、1ヶ月以上の利用でタブレット代が無料になっています。(1ヶ月未満は返却必要)

こどもちゃれんじ タブレット学習
参考:「こどもちゃれんじ」公式

年中・年少コースは自宅のタブレットを使う

「ほっぷ(年少)」「すてっぷ(年中)でも、デジタルコンテンツのコースがあります。年少・年中コースでは、自宅のiPadやスマホでデジタルコンテンツを使って学習することができます。

筆者
筆者

年少・年中コースでは専用のタブレットがありません。

2025年度から、「ほっぷ(年少)」「すてっぷ(年中)」コースには、エデュトイ・ワークがついてこないデジタルコンテンツの「デジタルスタイル」と、デジタルコンテンツ+玩具(エデュトイ)+紙ワークで学ぶ「ハイブリッドスタイル」が用意されています。

ほっぷ(年中)のデジタルコンテンツ+ワークで学べる13テーマ。

年少コース年払い(月額あたり税込)
デジタルスタイル(デジタルのみ) 1,980円
ハイブリットスタイル(デジタル+紙ワーク+エデュトイ) 2,730円

筆者
筆者

「デジタルのみ」なら、自宅に冊子ワークや玩具(エデュトイ)が増やさなくてよいというメリットがあります。

 個人的には、こどもちゃれんじの強みを活かすなら、ワークやエデュトイは利用したほうがよいと思っています。

有料オプション教材コンテンツが多数あり

  • 「こどもちゃれんじプラス」
  • 「算数思考力プラス」
  • 「サイエンスプラス」
  • 「こどもちゃれんじEnglish」
  • 「デジタルEnglishプラス」
  • 「プログラミングプラス」

など、お子さん本人に合わせて多種多様のコンテンツが使用可能です。こどもちゃれんじの基本コースに追加する形で利用することができます。

こどもちゃれんじのデメリット

どこまで行っても「しまじろう」と勉強するのがこどもちゃれんじ。かわいすぎるがゆえに、お勉強に集中できるかというと、楽しく勉強するのに向いている教材です。お受験対策など、ガッツリお勉強をがんばりたいお子さんにとっては物足りなく感じるかもしれません

追加コンテンツで「こどもちゃれんじプラス」「さんすう思考力プラス」があるものの、基本コースの難易度は楽しさ重視なため、他のお受験対策に特化した教材と比較するとそこまで難しくはありません。

また、毎月届く「エデュトイ」が意外とかさばります。玩具をしまうスペースを確保せずにいると、おうちがエデュトイでごちゃごちゃしはじめますので、注意しましょう。

幼児ポピー

公式:幼児ポピー

幼児ポピーの特徴

・値段が安い。

・とにかく楽しい。

・デジタルコンテンツがある

・保護者サポートが厚い

値段が安い

コース月額(税込)年払い(月額あたり税込)
ももちゃん(2〜3歳)
きいどり(3〜4歳)
あかどり(4〜5歳)
あおどり(5〜6歳)
1,500円1,425円

幼児ポピーは「考える力」や「生きる力」を育てる幼児教材です。幼児ポピーの一番の特徴はなんといってもコスパの高さです。キャラクターや余分な付録を省き、お手頃価格なんと1,425円(月額あたり)というこどもちゃれじの半分くらいの月額で楽しく学習をすることができます。値段の割に内容が薄いかと言うとそんなことはなく、むしろ徹底的に無駄をなくして最適化している印象です。

かわいいワーク

幼児ポピーのワークは値段と同じく非常にかわいいです。

学習の多くは、シールを貼ったり、ハサミで紙を切ったり、ものを作ったり、遊びながら学習できるようになっています。

ちゃれんじのしまじろうのような有名キャラクターはいませんが、長年愛されてきた幼児ポピーのオリジナルキャラクターの「ももちゃん」「がっちゃん」たちは、幼児期のお子さんの気を引くには十分すぎるかわいさがあります。

筆者
筆者

幼児教育初期において一番重要なことは、「勉強って楽しい!」と子どもに思わせることです!ポピーの一番の魅力は「楽しい」と感じながら取り組めることだと思います。

入学準備にも十分

年長コースは、遊びの要素をいっぱいにしつつ、「もじ・かず・ことば」の基礎を楽しく学ぶことができます。思考力「めばえ」では、生活面での小学校の準備ができます。

デジタルコンテンツもある

ポピーには公式アプリがあり、自宅のスマートフォンやタブレットでデジタルコンテンツを利用することができます。デジタルコンテンツはワーク・ドリルに対応したものになります。

Z会

公式:Z会

Z会の特徴

・価格は平均的。

・「あと伸び力」を重視した教材。

・親子で一緒に行う体験型学習「ぺあぜっと」がある

・小学・中学までつながる大手通信教材。

会費について

コース月払い12ヶ月一括(月払い)
年少3,500円〜2,975円
年中3,980円〜3,383円
年長3,980円〜3,383円

Z会の幼児向けはシンプルで、お子さんの年齢に応じたコースを選択するだけです。年少未満のお子さんには対応していません。

「あと伸び力」の育成

Z会幼児コースは、単なる知識の習得だけでなく、将来的な成長を見据えた「あと伸び力」の育成に注力しています。「すぐには伸びないけど、のちのち伸びるからじっくりやろうね」といったスタンスです。問題をじっくり読み、自分で答えを考え出す力を育成し、将来の学習の基礎となる論理的思考力を培います。問題自体も、子どもの興味の幅を広げたり、思考の深さを養う課題が多い印象です。

小学校入学の準備はばっちり

毎月の学習を通じて、小学校入学前に必要な基礎学力を身につけることができます。特に年長時の到達レベルは高く、小学校入学後の学習にスムーズに適応できるよう設計されています。Z会のワークが問題なくできるなら、小学校の入学直後に学習がわからなくてつまずく、という可能性は少ないです。

筆者
筆者

筆者の長男は、Z会を年長でしっかりやっていたので、小学校入学してもつまずきは見られませんでした。

「ぺあぜっと」は親子で行う体験型学習

Z会は「ぺあぜっと」の存在も特徴のひとつです。ぺあぜっとは、親子で行う体験型学習ワークです。料理や生活、自然やことば遊びなどの領域で様々な体験があります。ほとんどが保護者とともに行う前提の課題なので、お子さんと保護者の信頼関係をつくりながら体験活動を行うことができます。

料理の活動は毎月あります。季節の食材などを使うことが多いです。

たとえば、年長の4月はたけのこについて。スーパーで買物をする活動や

たけのこを料理する活動があります。

料理はもちろん、他の活動も基本的に保護者といっしょに行う活動です。

筆者
筆者

体験的活動の場を用意するのは、保護者は大変だけど、こどもと一緒に過ごす時間をつくれるのは良い点ですね。

Z会のデメリット

「こどもちゃれんじ」や「幼児ポピー」と比較すると、教材の派手さ・かわいさでは劣ってしまいます。結構お勉強感が出てしまいますので、お勉強に抵抗感があるお子さんには最初はとっつきにくい可能性があります。

また、「ぺあぜっと」という親子で体験型のワークがありますが、保護者が全部しっかりやろうとすると負担に感じるかもしれません。

筆者
筆者

我が家も「ぺあぜっと」をやる時間を作るのが大変でしたが、「親子で続ける」ために、できる範囲でやって無理をしないことを心がけました。

スマイルゼミ

公式:スマイルゼミ

スマイルゼミの特徴

・タブレットに特化した通信教育教材。

・受講費はタブレット代込で少しだけ高め。

・自分のペースで進められる。先取りも可。

・中学校受験までつながる高レベル教材もあり。

タブレット主体の学習

スマイルゼミはタブレット主体の通信教育です。

タブレットとタッチペンで、書く、ひらがな、数字、英語など、の学習に取り組めます。毎月20〜25講座が配信され、子どもが自分で楽しみながら進めることができます。

会費について

コース月額(税込)年払い(月額あたり税込)
年少・年中・年長
(通常)
3,980円3,630円
年少・年中・年長
(英語プレミアム有り)
5,247円4,783円

上記以外に12ヶ月以上の継続利用を原則として、タブレット代(税込)10,978円(分割払いあり)がかかります。

注意

タブレットは、6ヶ月以上12ヶ月以内に退会した場合7,678円6ヶ月未満で退会した場合32,802円が請求されてしまいます。

2週間の無料体験期間をしっかりと活用してから入会するようにしましょう!

タッチペン&タブレットの質が高品質

持ちやすいタッチペンの形状や書きやすいタブレットで、早くからペンを持つ機会をもつことができる。タブレットなので、教材がかさばることがないのがメリットのひとつです。

タブレットには見守り機能や制限をつけることができ、学習に関係のないインターネットにアクセスしたり、他のアプリで遊んでしまわないように保護者から管理することができます。「おでかけモード」では、事前に学習コンテンツをダウンロードしておくことで、外出先でも講座を受講できます。

幼児にも安心のコンテンツ

画面に表示される文字はすべて読み上げや、アニメーションがついており、文字や数字が未習得のお子さんでも一人でできる工夫が随所にされています。学習では同じ内容を繰り返しするのではなく、自然に何度も反復する仕組みが用意されていて、飽きっぽいお子さんにも有用です。

小学校に必要な力がつく

参考:公式:スマイルゼミ

「一人で学習する」「自分の名前がかけるようになる」「時計をみて時間どおりに行動する」など、小学校入学前に必要な力がつきます。その他にも、食事のマナーや、生き物についてのコンテンツ、英語コンテンツもあります。

子にあった先取り学習もある。

学年を超えて先取りできる「コアトレ」も実装しており、算数と国語では、お子さんのレベルに合わせてスモールステップでできる問題に取り組んでいけます。算数・国語の進度が早いお子さんも飽きることなく取り組むことができます。

英語プレミアムがある

「英語プレミアム」は、小学校低学年〜中学年相当の英語の講義を追加で毎月7〜8講座を追加で配信しています。通常コースの英語で物足りない方は、月額あたり追加900円程度で加入できます。

スマイルゼミのデメリット 

タブレットに特化した教材なので、紙や鉛筆を用いた学習をしたい方は向きません。

また、専用タブレット費が別途かかることも注意です。申し込むときには、12ヶ月以上使うことを前提として入会することを強くおすすめします。12ヶ月以内に退会すると、実質解約金として決して安くないタブレット代を請求されてしまいます。

退会のタイミング追加で請求される額(税込)
6ヶ月以上12ヶ月以内7,678円
6ヶ月未満32,802円

タブレットは、小学生以降も使用することができ、小学校まで使うとしたら非常にお得となります。申し込みの際は、小学校までやるかどうかも見据えて入会を決めるといいでしょう。

天神

公式:天神

天神(幼児)の特徴

・タブレットに特化した教材。

・0〜6歳までの教材を実質一括購入。

・非常に高額な受講費を一括購入

・高難度の問題多数収録。

タブレットに特化した幼児教育

天神はタブレットに特化した幼児教育です。インターネット不要の学習ができるタブレットです。

0~6歳に必要な内容を5系統60ジャンル以上収録し、乳幼児期の知育から、有名私立校の受験レベルの高難度問題まで学習できます。

筆者
筆者

すべての教材がタブレットに入ってるので、お出かけ先に持って行くのもぴったりです。

料金体系

幼児版は0~6歳までが一括収録。されたタブレットを購入する必要があり、一括購入です。

天神は、公式サイトにて料金を公表しておりませんので、申込みの検討の際は資料請求をして確認ください。それなりの金額です。

通信教育でよくある月額・年額ではなく、0〜6歳分の教材を一括で購入する形です。お子さんのレベルに合わせて、早く進んだり、ゆっくり学習したりすることができます。

筆者
筆者

全年齢一括購入は、購入時の支出は大きいけど、一度買ってしまえばお子さんのレベルに合わせやすいシステムだね。

0歳から使える。

通信教育のなかでは、0歳から使用できる教材は少ないです。天神は、0歳からでも取り組める課題も多数用意されています。「0歳の知育って何すればいいのかわからない・・・」という保護者の方は多いハズ。

天神は、0歳児用の教材として、フラッシュカードやドッツカードなど、わかりやすくて楽しい教材が多数収録されています。お子さんの乳幼児期から、記憶力の向上や語彙力アップにつなげていく教材が用意されているのが、他にはない魅力と言えるでしょう。

先取り・お受験対策が可能

天神には、小学校受験対策の問題も約3800問題が収録されています!

筆者
筆者

これだけ問題数があると全部やりきって飽きる、ってことはまずないですね。

プログラミング力や論理力、パズル要素などはタブレット学習の強みを活かした課題ですね。

保護者サポートも充実

天神には10:00~19:00でつながるサポートセンターが備えられており、保護者のお困りごとにすぐに対応してくれます。デジタル機器が苦手な保護者の方にも安心なサポート体制となっています。

天神のデメリット

教材一括購入という買い切りシステムなため、1回の支出は高額なものになります。また、4日間の無料期間を超えたあとの返品保証もありません。しっかりと検討して購入する必要があります。

ただ、教材として割高かというと、筆者はまったく割高とは思いません。0〜6歳までの内容がすべて利用可能であり、3人までならきょうだいも同じ端末を無料で使用可能である点を考えると、ご家庭によっては非常にコスパのいい教材にもなります。

また、高難易度の学習も用意されているため、小学校受験などハイレベルな目標があるお子さんは、長期間使う前提で、0〜1歳の低年齢から始めるのもよいかもしれません。

ワンダーボックス

公式:ワンダーボックス

特徴

STEAM教育、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(高額)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の頭文字をつなげた造語、これら5つの領域を重視する教育方針のこと。

ワンダーボックス内の教材「シンクシンク」を使ってカンボジアで実証実験を行い、シンクシンクを用いた集団が、そうでない集団と比べてIQテストの結果が顕著に伸びた。論文も公表されている。

受講料について

コース月額(税込)年払い(月額あたり税込)
(年中・年長コース)4,200円3,700円
筆者
筆者

幼児向けコースでは年齢によって違いはなく、追加オプションもなくて安心だね。

わくわくを引き出す、アプリとキット

デジタルとアナログを組み合わせた、STEAM教材。タブレットでやる活動と実際の教材でバランスよく子どもの発達をサポートします。

ワンダーキットは、毎月「キット」という教材が送られてきます。こどもをとってもわくわくさせる、謎解き要素も多数ある教材です。謎が解けると、アプリが使える鍵もらえる!というなんとも好奇心をくすぐる作りになっています。

また、アプリによる学習コンテンツもあります。アプリは自宅のスマートフォンかタブレットが必要となります。

アプリを開くと100種類の思考力ゲームが遊べるようになっています。5つの分野をテーマにし、楽しみながら思考力や好奇心を育てるアプリが用意されています。

学校で身につけられる知識ではなく、「自由な発想や論理的思考力」を育てることに特化した体験型の教材です。小学校受験・中学校受験などで求められる、知識だけでない、問題解決能力や、空間認知能力の育成は、コミットできる教材が少なく、ほかでは習得できない力がワンダーボックスでは身につきます。

デメリット

ワンダーボックスには、計算や漢字といった教科学習を行う教材ではありません。計算や文字をお子さんに学ばせたいのなら別の教材を使う必要があります。ただ、他の教材にはない体験があるのも事実。学ぶ意欲や思考力を高めてくれるのは、他の教材にはないワンダーボックスの強みです。

また、難しい問題も多く、全部やりきらないと気がすまない性格のお子さんは苦労すると思います。やり切ることではなく、失敗や試行錯誤がワンダーボックスの本質だと、保護者が理解して、お子さんといっしょに取り組むことで、最大限ワンダーボックスのよさを活かせることになると思います。

モコモコゼミ

公式:モコモコゼミ

モコモコゼミは小学校受験対策の「こぐま会」の教材を使用した幼児通信教育です。また、中学受験の名門「SAPIX」の提携をしており、小学校受験対策や、低年齢化している中学受験の早期準備のために、最適化された通信教材です。

受講料について

コース月会費(税込)モコモコチャンネル+かんがえるさんすう追加(月額)
プチコース(1〜2歳)1,738円4,807円
プレコース(2〜3歳)
年少コース(3〜4歳)
年中コース(4〜5歳)
年長コース(5〜6歳)
3,278円6,166円

モコモコゼミ追加オプション

モコモコちゃんねる・・・+1,078円(税込)

かんがえるさんすう・・・+1,991円(税込)

モコモコちゃんねる〜オンラインオプション

オンラインオプション「モコモコちゃんねる」は、モコモコゼミの冊子教材に連動したアニメーション動画です。ご自宅のスマートフォンやタブレット、PCで視聴できます。

参考:「モコモコゼミ」公式

「モコモコちゃんねる」は冊子を一緒にやることを基本とし、紙と鉛筆での学習をしながらも、楽しく一人で学習できるように提供されるコンテンツです。問題の読み上げ、答え合わせなどをすべてキャラクターがやってくれるので、自宅での自立学習の習慣づけを促すのに有効です。

参考:「モコモコゼミ」公式

子どもの個人情報登録が不要。ニックネームで可。

モコモコゼミで珍しいのが、申込みの際にお子さんの名前を入力させず、ニックネームでも登録可なところです。(保護者の個人情報は登録必要)お子さんのおじん情報が漏れて不要な勧誘や悪質商法などを心配する方には安心なシステムです。

SAPIXの通信教育につながる

モコモコゼミは、小学校教育「SAPIX」と業務提携をしています。年長コース(5〜6歳)を受講しているお子さんには、SAPIXの通信教育を推薦するなど、自然にSAPIXまでつなげることができます。小学校入学後、中学校受験などを目指して質の高い通信教育をのぞむご家庭ではメリットに感じると思います。

モコモコゼミのデメリット

モコモコゼミは小学校受験・中学校受験をターゲットの一つとしていますが、「モコモコゼミだけでは不十分」という口コミも出ています。理由はそのドリルの量の少なさ。問題数が月に20問ん受験対策を本気で行うお子さんの場合、追加で別の教材を用意する必要があるということみたいです。

外部サイト モコモコゼミ最悪?ブログで5年間受講して出た効果を口コミします!

一方、この記事でも言われているように、問題数が少ないが、ひとつひとつの問題は良問題なので、思考力を伸ばす目的でモコモコゼミを使う、という考え方がいいかもしれません。書き取りや計算、作業などは、空いた時間で別教材で補うということですね。

RISU きっず

算数に特化したタブレット教材

公式:RISU

RISUは専用タブレットで算数の学習をするオンライン教材です。「RISUきっず」は小学校教材「RISU算数」の前段階の、算数の基礎の積み上げの内容に取り組むことができます。

ドリルには抵抗がある幼児のお子さんは多いかと思いますが、タブレット学習なら興味をもちやすく、「継続」しやすくなっています。

専用のタブレットを使うことで、お子さん自身にぴったりのタイミングで復習問題が配信されたり、自分のペースで進めることができます。タブレットなので、持ち運びも容易で、習い事や出先での待ち時間が長いご家庭にも無駄なく学習を取り組むことができます。

参考:「RISU」公式

利用料金について

コース利用料金(税込)
RISUきっず (年中〜年中コース)月あたり2,948円
※年額一括払い35,376円のみ

RISUきっずは、料金体系が12ヶ月分の利用料を申込時に一括で支払います。(12ヶ月毎に更新)

途中解約しても、利用料の返還がないことは注意が必要です。RISUには1週間の無料おためし期間がありますので、しっかりと検討して入会を決めましょう!

問題文読み上げ

RISUきっず」では、ひらがなに不安が残るお子さんのために「問題文音声読み上げサポート機能があります。数の勉強をしながら、ひらがなや言葉の勉強にもなります。
数が読めるようになってきた頃が、「RISUきっず」開始時期の目安です。

小学校につながる。先取りも可。

RISUきっずは、すべての内容がクリアできたら小学校「RISU算数」に案内され、同じタブレットを使って自然と移行できます。小学校に入ってからも「算数でつまずきたくない・・・」「算数を得意教科にしたい!」というお子さんにとっては、小学校入学以降もRISUを使う前提で、「RISUきっず」を利用することも検討すると良いと思います。

また、RISUきっずは、開始時に12ヶ月分の利用料を一括で支払う料金体系になっています。つまり、お子さんの進度に合わせて小学校教材「RISU算数」に進み、先に進むことができます。受験などを目指してどんどん先取りをしていきたいお子さんにはおすすめの教材になっています。

参考:RISU公式

デメリット

RISUきっずは、年額の利用料一括払いのシステムです。なので、期間中の途中解約が実質不可能です。無料期間が1週間ありますので、この期間しっかり教材を吟味して、契約することを強くおすすめします。

また、小学校の範囲をクリアしたお子さんには、より高いクラスの中学受験基礎クラスが用意されています。こちらはRISUの年会費に加えて、実力テストの先の方だけ、利用料がかかります。中学受験を目指しているお子さんは覚えておくとよいでしょう。

まとめ

幼児通信教育はたくさんの種類があり、それぞれ特徴が異なります。一番の決め手はお子さんに実際にやってもらうことだと思います。お子さんと一緒に、ご家庭にぴったりな教材が見つけられることを願っています。

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