
「子供にプログラミングができるか試してみたい…」
「プログラミングを無料でできる教材ってないの?」
「どの教材がうちの子に合ってるの?」
そんな悩みを持つ親御さんも多いでしょう。
この記事では、小学生の親である筆者が、子供と一緒にプログラミングをしてきた経験をもとに、無料でできるプログラミングのサイト・教材を7つ紹介しています。
お子さんに合った教材を選びやすいように、「始めやすさ」「スキルアップの将来性」「使用できる端末」も合わせて紹介しています。
きっと、お子さんに合った無料のプログラミング教材が見つかります。最後までご覧ください。
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目次
無料プログラミングサイト・アプリ7選
Scratch(おすすめ)

項目 | 内容 |
対象年齢 | 小学生2年〜 |
始めやすさ | (5.0 / 5.0) |
スキルアップの将来性 | (4.5 / 5.0) |
パソコン | パソコン推奨 |
タブレット | 操作しにくい |
スマホ | ほぼ操作できない |
Scratchは、世界で一番使われている子供用プログラミングツールです。多くのプログラミングスクールでも取り入れられています。
ビジュアルプログラミングという、ブロックを使用してコンピュータに命令をする方法で、タイピングが未習得のお子さんでも触ることが可能です。
自由度が高く、さまざまなゲームや物語がScratchのサーバー上で公開されています。プログラミングの基礎基本が幅広く学べ、多くのスキルが習得できるでしょう。
インターネットや書籍で、ゲームの作り方の解説が多数あり、見本に困ることはありません。
Scratchは始めやすく、スキルアップも望めるので、一番おすすめな無料プログラミングサイトになります。

小学生がイチから始めるなら、とりあえずScratchを触ってみましょう!
関連記事:小学生におすすめのプログラミングツールScratchってなに?Scratchの始め方・メリットを徹底解説!
Scratch Jr.

項目 | 内容 |
対象年齢 | 年長〜 |
始めやすさ | (5.0 / 5.0) |
スキルアップの将来性 | (1.0 / 5.0) |
パソコン | パソコン不可 |
タブレット | 操作しやすい |
スマホ | やや画面が狭い |
Scratch Jr.は、Scratchの簡易版アプリです。タブレットかスマホで遊ぶことができます。Scratchよりもさらに簡単な矢印を組み合わせて、キャラクターを動かす楽しさから、プログラミングの考え方を学ぶことができます。
特徴は文字を使わず、矢印や記号のみでコンピュータに命令するので、ひらがなが不完全な年長〜小学校低学年でも楽しむことができる。
Scratchと比べて自由度はかなり低いので、複雑なプログラミングはできません。
「プログラミングでキャラクターを動かす」ことを試しにやってみたい、といったニーズには最適だと思います。

「Scratch」が難しかった方は、簡易版のScratch Jr.を試しましょう!
Viscuit(ビスケット)

項目 | 内容 |
対象年齢 | 年中〜 |
始めやすさ | (4.0 / 5.0) |
スキルアップの将来性 | (1.0 / 5.0) |
パソコン | お絵描きが少しだけしづらい |
タブレット | 操作しやすい |
スマホ | やや画面が狭い |
「メガネ」というオリジナルの仕組みを使って、「文字を使わないプログラミング」を行います。
説明文等の言葉もないため、最初は少し戸惑うことが多いです。

最初は操作がわかりにくいので説明動画をチェック推奨です!
特徴として、自分でお絵描きした絵を動かすことができます。慣れれば比較的簡単に、「ものを動かす」経験ができますので、未就学児にプログラミングを体験させるにはピッタリの教材です。
Hour of Code(アワーオブコード)

項目 | 内容 |
対象年齢 | 小学2年生〜 |
始めやすさ | (3.0 / 5.0) |
スキルアップの将来性 | (2.0 / 5.0) |
パソコン | パソコン推奨 |
タブレット | 非推奨・タブレット不可な題材あり |
スマホ | 不可 |
Hour of Code(アワーオブコード)は「Code.org」という非営利団体が運営している、1時間で1レッスンを目指したプログラミングプロジェクトです。無料でプログラミングのアクティビティを体験することができます。
題材も数多くあり、Scratch、マイクラ、ディズニーなど、お子さんの好みに合わせた題材から始めることができます。
注意点として、チュートリアルの説明動画が、ほとんどが英語になっている点です。日本語字幕がついていますが、低学年のお子さんが一人でやるのは少し厳しいでしょう。

サイトがややわかりにくいので、最初はお家の人が一緒にやってあげましょう。
micro:bit(マイクロビット)
項目 | 内容 |
対象年齢 | 小学3年生〜 |
始めやすさ | (2.0 / 5.0) サイトが英語。基板2~3,000円で購入。 |
スキルアップの将来性 | (4.0 / 5.0) |
パソコン | ブラウザ上で操作 |
タブレット | アプリが使いやすい |
スマホ | アプリが使いやすい |
micro:bit(マイクロビット)は、教育用に開発された、小型のプログラミングマイコンボードです。ブラウザやアプリ上で、ブロックを使ってプログラミングし、スピーカーに接続したりラジコンに接続したりできます。

実生活と連動した、ロボットプログラミングが体験できます!
Scratchなど子供用のプログラミングツールだけでなく、Pythonのような本格的なプログラミング言語とも連携が可能です。ものづくりとプログラミングを極めたい人にとって、micro:bitからプログラミングを始めることは理にかなっています。
一方、micro:bitでモノを動かすには、専用の基板(2,000~3,000円)を購入する必要があります。
また、公式は海外サイトであり、日本語設定もできますが、一部翻訳がうまくいかないこともあり、始めるハードルは少々高いと言えるでしょう。
Swift Playgrounds

項目 | 内容 |
対象年齢 | 小学5年生〜(漢字・英語に抵抗がない) |
始めやすさ | (1.5 / 5.0) 英語でコーディング。説明は日本語。 |
スキルアップの将来性 | (5.0 / 5.0) 実際に使われているコードを学べる。 |
パソコン | パソコン推奨 |
タブレット | キーボード付きならやりやすい |
スマホ | 対応なし |
Swift Playgroundsとは、Appleが開発している「Swift」というプログラミング言語の基礎を学ぶことができる。
SwiftはiPhoneやiPad、macOSのアプリを作りたいなら必須のプログラミング言語です。
初期は丁寧なレッスン方式で行われますが、本格的なプログラミング言語なのでコードは英語で書かれます。英語に抵抗がない小学生高学年くらいからスタートすることが良いでしょう。

英語ができなくてもプログラミングはできますので、英語が嫌いじゃないならOKです!
iOSアプリを作るという目標があり、実践的な内容を学びたい方にはおすすめです。
デジタネ(14日間無料)
項目 | 内容 |
対象年齢 | 小学1年生〜 |
始めやすさ | (4.0 / 5.0) 14日間無料。続けたければ入会 |
スキルアップの将来性 | (4.0 / 5.0) ※無料期間は初級編のみ。 |
パソコン | パソコン推奨 |
タブレット | 非推奨。対応してないコンテンツも多い |
スマホ | 非効率なためほぼ不可 |
デジタネはサブスク学び放題型のプログラミングスクールです。デジタネは14日間、スクールの一部(ディズニー、マイクラ、ロブロックスのミッション1)を無料で体験することができます。
氏名や住所、メールアドレスの入力だけで、自動更新もないです。体験中はクレジットカードの入力もないので、無料期間終了後に自動で有料になることはありません。

解約手続きもないので、プログラミングのスクールに興味がある方は、体験だけでもやってみて損はありません!
関連記事:【口コミ】デジタネってどう?オンラインプログラミングスクールの無料体験初日レビュー
無料プログラミングをするときのポイント

無理やりやらせない
現在、無料プログラミングツールを探しているということは、お子さんがまだプログラミングを始めていないという親御さんが多いと思います。
お子さんがプログラミングの経験が少ない段階では、お子さんにプログラミングへの興味を持ってもらうのが最も重要です。プログラミングへの興味がそこまでないのに、無理やりプログラミングをやらせることはNGです。やらされていることでプログラミングへの興味が削がれてしまい、最悪の場合プログラミング自体が嫌いになってしまうことが考えられます。
もし、お子さんが無料のプログラミングの段階で興味を示さないのであれば、まだお子さんがプログラミングに触れる段階ではないと考えましょう。しばらく時間を空け、お子さんの興味がプログラミングに向きそうなタイミングでやってみないか提案すると良いでしょう。
関連記事:小学生のプログラミング学習、いつから始めるのがベスト?年齢別の学習内容を徹底解説!
親が先にやる・一緒にやる
子供が「つまらない」「よくわからない」とならないように、まず親が先に、子供用のプログラミング教材をやってみることが大切です。
プログラミングを始めた初期は、パソコンの操作やプログラミング独特の操作など、まだ全てに慣れていない状態です。お子さんに「やってみなよ」とただ渡しただけでは、よくわからず「つまらない」となってしまう可能性が高くなります。
初めてお子さんがプログラミングに挑戦する際は、親が「一緒にやる」こともポイントです。子供のプログラミング初期の「つまづき」は、大人から見ると大したことのない問題だったりします。最初は親が近くで一緒にやり、子供の小さな「つまづき」をフォローし、お子さんの興味が最大限プログラミングに向くようにしましょう。

小さい問題でお子さんのプログラミングへの興味がなくなるのは勿体無いです!
チュートリアルをしっかり見る
無料プログラミングツールを使うとき、「なんかわかりにくい...」と感じることが多いと思います。無料のプログラミングサイトは、最低限のチュートリアルはあるものの、超初心者のために手取り足取り説明してくれるわけではないのも事実です。

無料サイトに、多くを求めるのもちがう気がしますね。
無料のプログラミングサイトでは、始める前に必ずチュートリアルをしっかり確認しましょう。それだけで、つまづく可能性がかなり低くなります。同じように、つまづいた時には必ず、説明動画やチュートリアルを確認しなおしましょう。
- プログラミングサイトの説明を理解できない
- 子のサポートを全くできない
上のような状況ならば、有償のプログラミングスクールも考えてみましょう。多くのスクールでは、超初心者でもわかりやすくサポートしてくれます。
関連記事:小学生用プログラミングスクールの選び方!教室の種類とおすすめのチェックポイントを徹底解説!
まとめ
現在は、無料でも子供にプログラミングを体験させることができるツールがたくさんあります。
無料なので、お子さんに合いそうなものを気軽に試し、プログラミングに興味をもつかを確かめてみましょう。