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小学生のプログラミングスクールは意味ない?「やめとけ」と言われる5つの理由と体験してわかったスクールのメリット&やるべき行動3選

小学生 プログラミングスクール やめとけ

子どものプログラミングスクールは意味ない」
やめとけ」といった意見を耳にすることがあります。
2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されたとはいえ、本当に小学生がスクールに通う意味はあるのでしょうか?

この記事では、プログラミングスクールに通うべきか悩んでいる保護者の方に向けて、現在長男がプログラミングスクールの受講中の筆者が「スクールはやめとけ」と言われる具体的な理由と、それでもスクールに通うことで得られるメリットを解説します。
また、入会してから後悔しないために、スクールに通う前にやるべき3つの行動もご紹介します。

結論

小学生のプログラミングスクールは、「やり方次第で大いに意味がある」習い事です。

現在、スクールが「やめとけ」と言われる理由は、その費用学習内容への期待とのずれ、そしてプログラミング学習の重要性の認識不足から生まれています。

「やめとけ」と言われる理由と、プログラミングスクールに通うメリットをしっかり理解すれば、冷静かつ正しい判断ができるはずです。

「やめとけ」と言われる5つの理由とは?

なぜ、プログラミングスクールが「意味ない」「やめとけ」と言われてしまうのでしょうか。主な理由を5つ見ていきましょう。

受講料が高くコスパが悪いと感じるから

小学生向けプログラミングスクールの受講料は、一般的な相場で月額10,000円〜20,000円と、他の習い事と比べてやや高額な傾向にあります
その一方で、プログラミングを通して得られる学習効果は目に見えにくい側面があります
プログラミングを習ったからといって、すぐにたくさんのゲームを作ったり、デザインができるようになったりするわけではないからです。月謝を払って通わせている保護者からすれば、「コストパフォーマンスが悪い」と感じてしまうのも無理はありません。
特に子どもが途中で興味を失ってしまったり、遊んでいるように見えたりすると、よりそのように感じやすくなるでしょう。

実践的な内容ではないから

「スクールに通っても、ゲームを作るだけで、将来役に立つような本格的なスキルが身につかない」という意見もあります。
特に、低学年向けのスクールでは、Scratch(スクラッチ)のようなビジュアルプログラミング言語を使って、ブロックを組み合わせることでプログラミングの基礎を学びます。
ビジュアルプログラミングは、子供が楽しくプログラミングに触れるための入り口としては非常に優れていますが、現在ITの仕事をしている人が使っているプログラミングとは大きく異なります。
将来の職業に直結するような専門的なスキルを期待すると、物足りなさを感じてしまうかもしれません。

独学でも十分に学べるから

インターネット上には、子供向けの無料プログラミング教材や学習サイト、YouTubeチャンネルなどが豊富にあります。
わざわざお金をかけてスクールに通わなくても、家で独学できるのでは?」と考える保護者も多いでしょう。

特にScratchなどのビジュアルプログラミング言語であれば、親が少しサポートするだけで、子供でも楽しく学べることが多いです。そのため、「独学で十分」という考えが生まれるのです。

また、現在IT系の職に就いているエンジニアの多くは、大人になってからプログラミングを習得しています。そのため、小学生のうちからスクールに通ってまで学習しなくても良い、と考える人も少なくありません。

自主的な学習時間がないとスキルが身につかないから

そもそもプログラミングのスキルは、授業を受けるだけで身につくものではありません。
自分で考えて試行錯誤したり、エラーを修正したりする自主的な学習がプログラミングでは非常に重要です。
スクールでの授業は週に1〜2回程度であることが多く、それ以外の時間でプログラミングに触れる機会がなければ、せっかく学んだことも定着しません。

子供自身に「もっとやりたい」「もっと知りたい」という強い意欲がなければ、スクールに通わせても、ただ授業を受けるだけで終わってしまう可能性もあります。

講師の質にばらつきがあるから

プログラミングスクールによっては、講師が学生アルバイトであったり、プログラミング経験が浅い人が担当したりするケースがあります。

講師の教え方やコミュニケーション能力が子どもに合わない場合、せっかくの学びの機会が台無しになってしまうことも考えられます。
「講師の質がスクールによってバラバラで、当たり外れがある」という口コミが、「やめとけ」という意見につながっていると考えられるでしょう。


体験からわかったプログラミングスクールに入る3つのメリット

ここまでプログラミングスクールは「やめとけ」と言われる理由を見てきました。
一方、それでも小学生のうちにプログラミングスクールを検討する価値は十分にあります。

ここからは、プログラミングスクールに通うメリットを、筆者の経験もふまえ、3つ提示します。

プログラミングを学ぶメリットが大きい

スクールに通うか否かにかかわらず、小学生の頃にプログラミングを学ぶことは、多くのメリットがあります。

プログラミングを学ぶメリット

  • 論理的思考力が向上する
  • 問題解決能力課題発見能力が向上する
  • 想像力表現力が豊かになる
  • 集中力継続力が身につく
  • リテラシーICTスキルが身に付く

そもそも、小学生にプログラミングの学習をスタートする目的は、コーディング(文字でパソコンに命令する)の習得が一番の目的ではありません
物事を分解して、一つずつ論理的に解決していく経験を得ることこそが「プログラミング教育」の最も重要な目的です。

筆者
筆者

筆者の長男も、最初はプログラミングを独学で学習していましたが、それだけでも得られるものが大きかったと感じています。

プログラミングスクールに否定的な意見の一つに、「実用的なスキルを得られない」というものがありましたが、そもそも実用的なスキルは小学生の時点では得る必要がない、というのが筆者の意見です。
それよりも、プログラミングを通して、パソコンに命令していく経験や、自分が実現したいことを具現化していくプロセスそのものにプログラミング教育の本質があります。

小学生にとってのプログラミングスクールは、「プログラミング」という活動を身近に体験できる貴重な機会となり得るでしょう。

関連記事:小学生にプログラミングは必要?親が知っておきたいプログラミングを教えるメリット

プログラミングが習慣化する

プログラミングで身につけたい力は、一朝一夕で得られるものではありません。
継続して取り組んでいく中で少しずつ子どもの中で育まれていくものです。
プログラミングで力をつけるためには、継続してプログラミングに取り組む必要がありますが、独学での継続は非常に難しいです。

プログラミングは、一つの作品が完成するまでに地味な作業失敗繰り返すのが当たり前です。
その中で、飽きてしまったり、嫌になってしまったりすることは、独学プログラミングでは「あるある」です

プログラミングスクールに通うことは、定期的にプログラミングを学習する機会を提供し、習慣化を期待できます
楽しいことが周囲にたくさんある現代だからこそ、繰り返し学習ができるプログラミングスクールのメリットが活きてくるでしょう。

学習環境が整っている

プログラミングスクールは、「周囲に受講生がいる」「講師の先生が教えてくれる」という点で、自宅で学習するよりも効率よくプログラミングに集中して取り組めるのは間違いありません。

筆者
筆者

自宅じゃ集中できないけど、教室に行けばがんばれる・・・というお子さんは多いのではないでしょうか。

また、小学生のうちのプログラミング学習には、周囲のサポートも必須です。
プログラミングを学ぶ中で発生するトラブルは、子どもの力だけでは解決できないことも多いからです。
自宅学習でプログラミングをする際、サポートするのは保護者の役割になりますが、保護者も忙しい日々を過ごす中で、毎回必ずしも的確なサポートができるとは限りません

プログラミングスクールであれば、スクールの学習時間内は親の手を離れて子どもが学習します。
保護者にとっては安心できますし、子どもにとっても質の高いサポートを受けられます。ただでさえ忙しい保護者にとっては、子どもに良い学習環境を与えられるプログラミングスクールは良い選択肢になるでしょう。


プログラミングスクールに入る前にやるべき3つのこと

スクールのメリットをお伝えしてきましたが、入会したあとに「やっぱりスクールは意味がない」と後悔しないためには、入会する前にいくつか準備をしておくことが大切です。

無料のプログラミング教材を触ってみる

プログラミングスクールに入会する前に、まずは自宅で無料の教材を試してみましょう。

ScratchCode.orgなどの学習サイト、あるいはマインクラフト教育版などのゲームを使ったプログラミング教材は、子供がプログラミングに興味を持つかどうかを試すのに最適です。

いずれも、初期設定を保護者がやってあげれば、小学生低学年くらいからでも簡単に取り組めます。
実際にプログラミング教材を試してみて、子供が楽しんで取り組めるようであれば、スクールに通うことについて検討をしても良いでしょう。

一方、無料のプログラミング教材を触ってみて、ほとんど興味がないようであれば、少なくとも今はプログラミングスクールを検討する必要はありません
前述の通り、プログラミング学習の効果を得るためにはある程度継続してプログラミングを続ける必要があり、興味がないものを続けることは子どもにとっても辛いものだからです。

プログラミングを本格的に始めるのは、お子さんが興味を持ってからでも遅くはありません。

関連記事:小学生のプログラミング学習、いつから始めるのがベスト?年齢別の学習内容を徹底解説!

プログラミングができる自由時間を確保する

もしプログラミングスクールを検討するのであれば、スクールに通う時間だけでなく、自宅での自主学習時間を確保することが重要です。
プログラミングで身につけられる力の多くは、「継続する」「試行錯誤する」中で得られるものだからです。
スクールに通う時間だけでは足りない可能性があるので、「自由に遊ぶ時間」としてプログラミングに触れる時間を作ってあげましょう。

好きなゲームを改造してみたり、オリジナルの作品を作ったりと、子ども自身が主体的に取り組める環境を整えることで、学習効果は格段に上がります。

2社以上の無料体験レッスンを受ける

スクール選びで最も重要なのが、無料体験レッスンです。実際に教室の雰囲気や講師の教え方を体験することで、Webサイトだけではわからない情報が得られます。

もし、プログラミングスクールに入ろうと決めたのであれば、最低でも2社以上の無料体験に参加しましょう。
子どもが「ここ楽しそう!」「この先生好き!」と感じるスクールを選ぶと良いでしょう。
カリキュラムの内容だけでなく、子どもとの相性教室の雰囲気も、長く続けるための大切な要素です。

お手軽に体験できるおすすめスクール「デジタネ」

プログラミングを体験してみたいけど、申し込みにはやっぱりハードルが高い...」
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もし、体験後も継続して利用する場合でも、「月々払い」にしておけば、利用した月だけの支払いになり、解約料も一切かからないので、飽きっぽいお子さんにも安心して利用ができます。

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まとめ

ここまで、小学生のプログラミングスクールが「やめとけ」と言われる理由と、スクールのメリット、そして入会する前にやるべきことを確認しました。

今後、プログラミング的な考え方を持っていることは、お子さんの将来を豊かにしていくことは間違いありません。
プログラミングスクールが、お子様の将来の可能性を広げる素晴らしいきっかけになることを願っています。

  • この記事を書いた人
れい@このブログの筆者

れい@おうちでプログラミング

小学生の長男と未就学の男子2児のママ。 小学生の長男がプログラミングに興味をもったことをきっかけに、自身も一緒にプログラミングを学習。 「おうちで楽しくプログラミング」を目標に日々発信。 元小学校教諭。教えること・考えることが大好き。

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